いろはメモ -Blender-

3Dソフトの使い方メモ。Blenderなど。

スカルプトなどで作った高ポリゴンのメッシュを、低ポリゴンに作り直す作業「Re-Topology(リトポロジー)」
Bsurfacesという、曲線からポリゴンを生成できるアドオンを利用して行う手順の覚え書き。

アドオンの設定

[ファイル]メニュー > ユーザー設定 > 【アドオン】 から、「Bsurfaces GPL Edition」にチェックを付ける。

01


【編集】に移動して、「ストロークの補完」「ストロークを簡略化」にチェック

02

[ユーザー設定の保存]ボタンを押して設定完了。

下準備

リトポの対象とするハイポリメッシュを配置。

03


Bsurfacesは、何かしらのメッシュがないと生成されないらしい。
オブジェクトモードで、平面のメッシュを新規作成する。

04

アウトライナーでハイポリメッシュとは別のオブジェクトになっていることを確認する。
編集モードでは、ハイポリメッシュと同じオブジェクト上にメッシュが作成されるので注意。

編集モードに切り替え、先ほど作った平面のポリゴンを削除する。

05

削除(Xキー) > 頂点

 
06

プロパティエディタ > オブジェクト > 表示 から
レントゲン にチェックを入れる。
オブジェクトにぴったりくっついたメッシュが見やすくなる。

プロパティシェルフ(Nキー)を開き、グリースペンシル[新規]ボタンを押す。

07

描画の設定で、[サーフェス]ボタンを押す。

08サーフェスに設定すると、オブジェクトの面にそって描画できる。


プロパティエディタのモディファイア から [シュリンクラップ]を追加する。

09


ターゲットに、リトポ対象のメッシュを選択。
dataボタンを押す。編集モードでもモディファイアの効果がわかるようになる。

10


グリースペンシルで描く

いよいよリトポの開始。
グリースペンシルは、

Dキー を押しながら LMB左ドラッグ : フリーハンドで描く
D
キー を押しながら RMB右ドラッグ : 消しゴム


リトポしたいオブジェクトにDキー + LMB左ドラッグ で線を描く。
マウスは結構ぶれる(安マウスだから?)ので、タブレットペンを利用すると綺麗に描ける。

13

線を引いたら、ツール > Bsurfaces[Add Surface]ボタンを押す。

14

オブジェクトにぴったり張り付いた面が生成される。
(張り付くのはシュリンクラップモディファイアの影響。)

面の分割数は、左下の Bsurfaces add surface から調整できる。

15


こんな線を描いて、[Add Surface]ボタン を押すと(線を描く方向に注意)

16


円状にポリゴンが生成される。

17

円?なのか疑わしいほど歪んでいるけれど気にせずに…。
Cyclic Cross
にチェックをつけると、円の両端がつながる。

面と面を繋げたい時は、つなげたい頂点を選択してから線を描く。

19

[Add Surface]ボタンを押すとつながった面ができる。

20


こんな風に頂点を選択して線を描くと(角に当たる部分は選択しないことに注意)

22


面が増える。

23


フリーハンドで描いているので、線が不揃いになりやすい。
そんなときは、[頂点スムーズ]ボタン。

24

面が均される。しかし、スムーズをするたびにサイズが縮むので注意。

辺を選択して

25

LoopToolsアドオンのリラックスを利用してもいいかもしれない。


参考リンク

Metaseq3Metasequoia3の機能は、Blenderではどの機能に該当するか。

選択部属性

選択部属性面を一時的に隠す/隠した面を表示 : [メッシュ]メニュー >  表示/隠す
面を一時的に隠す : 対象を選択し、Hキー (Shiftで対象以外を非表示)
隠した面を表示Alt + Hキー
面・頂点の固定/解除 : ?
選択部の記憶/呼び出し : [プロパティエディタ] > データ > 頂点グループの作成

選択部処理

選択部処理面を反転 : [メッシュ]メニュー > 面(もしくはノーマル) > 面を反転
 blenderでは基本的に両面表示される。
 プロパティ(N) > シェーディング > 裏面の非表示 にチェックすると片面表示になる。
 法線表示は、プロパティ(N)の▼メッシュ表示パネルの法線アイコン。

面を両面化 :?
面に現在の材質を指定:[プロパティエディタ]  > マテリアル > 適用
面を押し出す : ツールシェルフの[押し出し]ボタン。 / [メッシュ]メニュー > 押し出し (Eキー)
面の鏡像を作成
メッシュメニュー > 対称化
面を新規オブジェクトへ : [メッシュ]メニュー > 頂点 > 別オブジェクトに分離 (Pキー)

二つの三角形面を合成:[メッシュ]メニュー > 面 > 三角面を四角面に (Alt + J)
四角形面を三角形化 : [メッシュ]メニュー > 面 > 面を三角化 (Ctlt + T
2頂点を対称にする :  ?
選択頂点をくっつける : ツールシェルフの[結合]ボタン / [メッシュ]メニュー > 頂点 > 結合 (Alt + M)
頂点の位置を揃えるSキー > X/Z/Yキー > 0(ゼロ)

<指定位置に揃える手順>
(1) 揃えたい位置に3Dカーソルをセット。
(2) ピボットポイントを「3Dカーソル」に。
(3) Sキー > X/Z/Yキー > 0(ゼロ)

頂点を平ら・でこぼこにする
角を丸める : [メッシュ]メニュー > 面/辺/頂点 > べベル (Ctlr + B、頂点はCtrl + Shift + B

オブジェクト

オブジェクト曲面・ミラーのフリーズ : モディファイア > 細分割曲面・ミラー > 適用
位置合わせ : [オブジェクト]メニュー > トランスフォーム > オブジェクト整列
近接する頂点をくっつける:ツールシェルフの▼メッシュツールにある[重複頂点を削除]ボタン
頂点数を減らす : モディファイア > 追加 > ポリゴン数削減 
面をなめらかにする : ?
ツールシェルフのメッシューツールにある[細分化]ボタン
モディファイア > 追加 > 細分割曲面 か 多重解像度 で“シンプル”を選択して細分化

面の方向を統一する : [メッシュ]メニュー > ノーマル > 頂点の向きを外側/内側に揃える (Ctlr + N、内側はShift + Ctrl + N
重なる面を削除 : ツールシェルフの▼メッシュツールにある[重複頂点を削除]ボタン
面を片面化する
未着色面に材質を割り当てる

ブーリアン : モディファイア > 追加 > ブーリアン オブジェクト欄で演算対象を選択
Wired : メッシュメニュー > 削除 > 面だけ

編集オプション

編集オプション頂点・辺・面選択モードは、Shiftで複数選択可能。

ミラー編集: オプション(ツールシェルフ) > メッシュオプション > “Xミラー” にチェック

コマンド系

選択

[選択]メニューから方法を選べる。

選択接続面 : [リンク]  いずれか選択してCtrl + L / カーソル近づけて Lキー
ベルト選択Ctrl+Alt+ RMB右クリック
連続辺 : [ループ選択] Alt + 頂点・辺・面をRMB右クリック
ルート : [選択]メニュー > 最短パス / 2頂点をCtrlRMB右クリック
ブラシ選択: [円選択]  Cキー
矩形範囲選択Bキー
投げなわ選択Ctrl + LMB左ドラッグ (Ctrl + Shift + LMB左ドラッグで 選択から一部を解除)

全選択、解除 : A キー
選択の反転 : CtrlI

マグネット

マグネット[メッシュ]メニュー > プロポーショナル編集モード > 有効化(Oキー)
「接続」がチェックされていると、つながっている頂点のみが対象となる。
Hexagonでいう《ソフトセレクション》。

ナイフ

ナイフナイフで面を切断 : ツールシェルフ ▼メッシュツール の[ナイフ]ボタン (Kキー)
接続面を連続切断 : [ループカットとスライド]ボタン (Ctrl + R
接続辺を連続消去 : 辺を選択して [メッシュ]メニュー > 削除 > ループ辺

ワイヤー・面の生成

[メッシュ]メニュー > 面/辺 > 辺/面作成 (Fキー)

変形

格子変形: ラティス

(1) 変形したいオブジェクトを選択して モディファイア 追加 > ラティス 
(2) オブジェクト欄に“Lattice”(ラティス)を指定。
  頂点グループを作成すると、その頂点のみ変形が適用される。

曲げ: [メッシュ]メニュー > トランスフォーム > 曲げ (Shift+W) / モディファイア > 簡易変形
ねじれ : モディファイア > 簡易変形
傾き : [メッシュ]メニュー > トランスフォーム > せん断 (Shift+Ctrl+Alt+S

マウスでの操作

RMB右クリック : オブジェクト選択(Shiftで追加選択)。移動・拡大縮小キャンセル。
LMB左クリック : 3Dカーソル移動。
LMB左ドラッグ : 選択オブジェクト移動。

MMB中ボタンドラッグ : 視点を回転 (Shiftで平行移動、Ctlrでズーム)
MMB中ボタンクリック : ファイルを開く / XYZ軸制限。
MMBホイール : ズームイン、ズームアウト

元に戻す ・ やり直し・削除

オブジェクトモードでは[オブジェクト]、編集モードでは[メッシュ] メニューから行える。

元に戻すCtrlZ
やり直しCtrlShiftZ
削除Xキー / Deleteキー

視点の操作

[ビュー]メニュー から行える。

視点の回転MMB中ボタンドラッグ
視点の平行移動Shift + MMB中ボタンドラッグ
ズームMMBホイールスクロール / テンキー、テンキー- /Ctrl + MMB中ボタンドラッグ

よく使うショートカット

ShiftC:3Dカーソルを0位置に移動。
HOMEキー : シーンすべてを視点に収める。

テンキーでの視点操作

テンキー
0 : カメラビュー

1 : 視点を正面に (Ctrlで背面に)
3 : 視点を右側面に (Ctrlで左側面に)
7 : 視点を上面に (Ctrlで下面に)

2 : 下方向に15度ずつ回転
4 : 右方向に15度ずつ回転
6 : 左方向に15度ずつ回転
8 : 上方向に15度ずつ回転

.  : 選択しているオブジェクトの中心に視点を移動。(Ctrlで3Dカーソル位置を中心にする)
5 : 透視投影と平行投影の切り替え。

- : ズームアウト
+ : ズームイン
/ :  ローカル表示

オブジェクトの位置の操作(移動・回転・拡大縮小)

[ツールシェルフ] の各ボタンや、 マニピュレータで操作できる。
確定はEnter/スペースキーかLMB左クリック
キャンセルはEscキーかRMB右クリック

移動 Gキー

Ctlr : グリッド単位で移動
Shift : 移動量が小さくなる
CtlrShift  : グリッドの1/10単位で移動

拡大縮小 Sキー

Ctrl : グリッドの1/10単位で拡縮
Shift : 拡縮量が小さくなる

AltSキー : 法線方向への拡大(「編集モード」のみ有効)

回転 Rキー

Ctrl : 5°単位で回転
Shift : 回転量が小さくなる。

移動・拡大縮小・回転 共通のオプション

方向を限定する:X/Y/Zキー (Shiftで押したキー以外に限定)

一回押す:グローバル座標
二回押す:ローカルやノーマル座標(現在アクティブの座標系)
三回押す:解除

数値指定:G/S/R やツールのボタンを押した後に数値を入力。

マイナスは -(マイナス)、小数点は、.(ピリオド)を付ける。
入力した値は [3Dビュー]ヘッダの左下隅の表示で確認できる。
数値指定


カメラの操作

  • [ビュー]メニュー > カメラ (テンキー0
    カメラ視点と通常視点との切り替え。
  • プロパティエディタ > データ
    カメラの詳細設定
  • 3Dビューのプロパティ(Nキー) > ▼ビュー > カメラをビューにロック
    カメラの視点から、通常ビューのように視点の操作ができる。
  • [ビュー]メニュー > 視点を揃える > 現在の視点をカメラに合わせるCtrl + Alt + テンキー0
    現在の視点をカメラの視点にする。
  • [ビュー]メニュー > カメラ設定 > アクティブオブジェクトをカメラにするCtrl + テンキー0
    他のカメラへ切り替えたり、オブジェクトをカメラにできる。