FreeStyleラインセット

プロパティ > レンダーレイヤー > FreeStyleラインセット

04

ラインの描画に関する設定。
複数のセットを作成して、スタイルの違う線を組み合わせることが可能。


選択条件

表示/非表示

可視と不可視のラインを表示するかどうか

可視:見えているラインだけレンダリング
不可視:隠れているラインをレンダリング
QI範囲:範囲内の数のサーフェスによって隠されたラインをレンダリング


エッジタイプ

形状からラインを選択する

条件該当(Inclusive):条件を満たすエッジを選択
排他(Exclusive):条件を満たさないエッジを選択

論理和(OR):少なくとも1つ満たすエッジを選択
論理積(AND):すべての条件を満たすエッジを選択


シルエット(Silhouette) クリース(Crease)
Silhouette 見えている面と隠れている面の境界の縁を描画 Crease クリース角度設定より大きいエッジのみ描画
ボーダー(Border) 辺マーク(Edge Marks)
Border 境界エッジ(開いたメッシュの縁)を描画 Edge Marks マークを設定した辺を描画 (別記:辺マーク)
輪郭(Contour) 外部輪郭(External Contour)
Contour 各オブジェクトの外側のシルエットを描画 Contour 重なったオブジェクトの外側のシルエットのみ描画(重なった部分は描画されない)
示唆的輪郭(Suggestive Contour) マテリアル境界(Material Boundary)
Suggestive Contour Freestyleの詳細オプションの示唆的輪郭に依存(シルエット/輪郭) Material Boundary 同オブジェクトのマテリアルの境界を描画
尾根と谷(Ridge & Valley)  
Ridge & Valley Freestyleの詳細オプションの球半径に依存(面の凸凹の境界線)    


面マーク(Face Marks)

指定した面マークをもとに描画する

編集モードから、
メッシュメニュー > 面 (Ctrl + F) > FreeStyle面をマーク

条件該当(Inclusive):面マークの条件を満たす辺を描画
排他(Exclusive):面マークの条件を満たさない辺を描画

一面(One Face):隣接する面の一方がマークされている辺を描画
両面(Both Faces):隣接する面の両方がマークされている辺を描画


グループ(Group)

指定したグループ単位で、ラインを描画するかどうか選択できる。

グループ: オブジェクトのグループを選択
条件該当(Inclusive):ラインセットにこのグループを含める。
排他(Exclusive):ラインセットにこのグループを除外。


画像境界(Image Border)

デフォルトで有効になっている。
画像境界内の形状のみを計算するのでメモリの節約になる、らしい。



辺マーク(Edge Marks)

指定した辺のラインを描画する
編集モードから、表示したい辺を選択
メッシュメニュー > 辺 (Ctrl + E) > FreeStyle辺をマーク

FreeStyle Edge Marks


FreeStyleラインスタイル

プロパティ > レンダーレイヤー > FreeStyleラインスタイル

Freestyle LineStyle

線の色やスタイルに関する設定。
スタイルは複数作成することができる。

ストローク:ストロークの間隔の設定。破線にしたり。
カラー:色の設定。
アルファ:線の透明度の設定。
厚さ:カメラとの距離に応じて線幅を変化。
ジオメトリ:線の描画効果。ブレさせたり、スケッチ風にしたり。
テクスチャ:ラインにテクスチャを使用。


重なったオブジェクトの境界のライン

オブジェクト同士が重なった箇所のラインは描画されない。

ObjectBoundary


[打開案1] ポストプロセッシング

プロパティ > レンダー > ポストプロセッシング

PostProcessing

「辺」(Edge)にチェック
しきい値が高いほど、検出精度が高くなる。
が、オブジェクトの余計な線まで描画されることがある。
また、検出される線が細すぎる。

PostProcessingEdge


[打開案2] ブーリアン
プロパティ > モディファイア > ブーリアン
演算:差分

BooleanModifier

重なるメッシュのどちらかを別オブジェクトにして、ブーリアン。
複雑なシーンだと面倒…。

BooleanSabun


[打開案3] 手動

諦めて手で描く。



参考サイト